アメニモマケズ

ほんのちょっぴり哲学的に

小学生の低学年の頃のことである。
夏休みのある日、祖父母の家に泊まりに行った。
その家は山の中にあり、夜は窓を開け涼んでいた。

ふと、天井を見上げると、小さな虫が沢山いるのである。
それを祖母に伝えると彼女はこう言った。
「あの虫は、明日になれば死んでしまうから大丈夫だよ」

その夜、たった一日で死んでしまう小さな虫のことを考えてみた。
一日という短い命に意味はあるのだろうか?

ふと、人間も同じだと気づいた。

寿命の長短はあれど、人間もいつか死んでしまう。
その命に意味はあるのだろうか?
そんなことを考えながら寝てしまった。

次の日の朝、天井に小さな虫はいなかった。
一日の命を終えて床に落ち、
それを祖母が掃除したのだろう・・・
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by shikechin | 2005-09-25 23:20 | 日記